講演会2024

対面&オンライン

開催日時 2024年6月16日(日)14:00〜14:30
講演時間 30分

 アホウドリ類を手軽に(?)観察できる方法をご紹介します。

 春になるとアホウドリ(Short-tailed Albatross)に会いたくて航路観察者が増えます。
 海鳥観察に利用するのは定期航路です。大型客船に乗って船上から海鳥類を観察することを『航路観察』と言っています。

 繁殖地から伊豆諸島沖~千葉沖にかけて採餌に来ているアホウドリたちに遭遇できます。アホウドリ類を3種観察することが出来ます。
 船に乗っての海鳥観察は、どうしたらいいのか?など想像ができないため、なかなか一歩、足を踏み入れられないジャンルだと思います。しかし、ご紹介する航路は初心者でも入門しやすい航路です。

 アホウドリ類は翼開長が2mほどありますから、とても目立ち見つけやすいのでご安心ください。
 講演では①航路観察とは、②利用する航路、③観察海鳥種、④観察方法、⑤観察シーズン を中心にお話していきます。

 アホウドリ保護活動の成果で年々観察数が増えています。以前は数羽観察できただけでも歓喜でしたが、今は2桁観察することが当たり前となった背景もお伝えいたします。


プロフィール


中村 咲子(なかむら・さきこ)

フリーの海鳥ガイド

2017年から2023年までバードウォッチング専門旅行会社(株)ワイバードで航路観察・海鳥専門のバードガイドをしておりました。
元々鯨類好きがきっかけで海鳥にも興味が深まり、航路観察を趣味で続けていました。
近年では小笠原を得意とするガイドとしても知られるようになりました。ワイバードは昨年廃業したため、フリーで動いています。
『海はロマン』これが私の座右の銘です。



講演要旨一覧