講演会2026

対面&オンライン

開催日時 2026年6月21日(日) 11:00〜11:30(オンライン講演)
講演時間 30分

気候変動にともなう気温や海水温の上昇により、世界中の海鳥が影響を受けている。近年頻発する海洋熱波は、魚類やプランクトンなど餌資源の量や分布を変化させ、海鳥の栄養状態の悪化や繁殖成功の低下を引き起こす。
また、気温上昇により体温調節の負担が増大し、熱ストレスによって生理状態が悪化するほか、卵やヒナの死亡リスクも高まる。
これらの影響は、個体数の減少や分布の変化といった個体群レベルの変化にもつながることが知られている。
日本のカモメ類においても、同様の影響が示唆されている。
本講演では、これらの影響について国内外の研究事例をもとに解説する。


開口呼吸をするウミネコ


演者プロフィール


風間 健太郎(かざま・けんたろう)

早稲田大学人間科学部

海鳥を主な研究対象とし、生理生態学、行動生態学、保全生態学、地球化学に関連した業績がある。メインフィールドである北海道利尻島のウミネコ営巣地に学生時代から20年通い続ける。2014年より日本鳥学会英文誌編集委員、2021年より同事務局庶務幹事、2026年より同理事、2022年より風力発電等対応ワーキンググループ長。2015年より環境省洋上風力発電環境影響評価検討委員、2018年より同経済産業省委員。2021年より環境省環境影響審査助言員、同油等汚染事故の対応に係る分野別専門家、同エトピリカ保護増殖検討会委員、2025年より同ウミガラス保護増殖検討委員会委員、2022年より環境省レッドリスト鳥類分科会委員。ほか多数の省庁専門家委員を務める。著書に「鳥類の行動生態学」(京都大学出版会、分担執筆)、「はじめてのフィールドワーク」(東海大学出版、分担執筆)、「野外鳥類調査ガイド」(朝倉書店、分担執筆)、「野生動物の保全と管理の事典」(朝倉書店、分担執筆)。2016年度日本鳥学会黒田賞受賞。



講演要旨一覧