『鳥島のオキノタユウの歴史から考える環境教育』
舞 はるり(環境教育インストタクター)
| 開催日時 | 2026年6月21日(日) 12:00〜12:30 |
|---|---|
| 講演時間 | 30分 |
八丈島から南へ約300kmの太平洋に浮かぶ絶海の孤島、鳥島。無人島でありながら、ここで繁殖するオキノタユウと人間には深い関わりがあり、その関係は時代とともに変遷してきた。
かつて、鳥島は夥しい数で営巣するこの海鳥の楽園だった。
江戸期に島に漂着した人はこの鳥を食料として生き延びた。その一人の中浜万次郎は日本の「開国」に影響を及ぼした。
続いて、無人島開拓を目指す人々が移住し、羽毛を天然資源として利用するためにアホウドリを乱獲し、絶滅寸前に追いやった。
その後、この海鳥はようやく鳥類保護の対象になり、多くの人々の長年の努力によって個体数を1万羽まで回復し、日本列島近海で確実に出会えるようになった。
これは、ネイチャーポジティブ(自然再興)の成功例の一つである。
自然を壊すのも、自然を再興するのも人間である。希望を持ち続け、この美しい地球を次世代に引き継ごう。
伊豆諸島鳥島
演者プロフィール
舞 はるり(まい・はるり)
環境教育インストタクター
環境教育インストラクター。東京都千代田区生まれの千代田区育ち。「都会っ子」故に自然への強い憧れがあり、自然や環境の大切さを伝える活動している。「自然環境教育番組 TO THE NATURE」(かわさきエフエム)と「地球愛にあふれる活動TO TH E NATURE TV」(YouTube)のプロデューサー兼ナビゲーターを務め、地球愛に溢れる活動を探しに全国を巡りインタビューしている。自然の中、太陽の光を浴びてキラキラと輝く景色の瞬間を見つけることが大好き。最近は、自然と文化、歴史、産業を繋げるインタープリテーション全体計画を研究している。
